2025年度 初期臨床研修プログラム
研修プログラムについて
はじめに
さいたま市民医療センターにおける医療は「患者中心の医療を目指す総合医」と「専門的技術と視野をかねた専門医療支援」のホスピタリスト(病院総合医)による医療の実践を目標としています。 厚生労働省の基準案に従ったローテート方式による臨床研修プログラムを策定し、これによって地域医療の実践的かつ幅広い研修が可能な初期研修医のための研修プログラムを提供します。 その研修理念は深い人間性に基づいた優れたプライマリケアの臨床能力を修得した医療の提供ができる医師の養成で、研修医が将来どの方向の専門医に進んだとしてもジェネラリストしての理念を保持できる教育を提供します。
研修病院としての当センターの特徴
当センターは多くの患者さんに恵まれており、年間入院患者数6千人以上、2次救急外来患者数は約5千人と幅広い豊富な臨床経験を積むことができ、かつ総合的な視野に立った医師を養成することが可能な指導医を備えている病院です。特に大学病院では経験できない地域医療と密着した内科、外科、小児科、整形外科、脳外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、麻酔科、リハビリテーション科疾患を経験でき、放射線科、病理診断科における診断学、病理学の研修が可能であるという特徴があります。 このように内科系、外科系診療科を必修あるいは選択必修科目として研修することで、内科系のみならず外科系領域においても総合医を目指した研修が可能です(内科系ジェネラリスト、外科系ジェネラリスト養成プログラム、そして小児科ジェネラリスト)。
当センターは、診療所では対応できない疾患の受け入れ病院としてさいたま市西部地域の医療を担ってきました。ここではプライマリケア疾患としてのcommon diseaseを前述したように多数例経験できますが、さらに自治医科大学さいたま医療センターを協力型臨床研修病院として本プログラムに組み入れることで、高度先進医療を経験する機会も提供します。
本研修プログラムは医師個人の能力の拡大を目指したもので、現在求められている医療の質と量の偏在の問題解決にマッチしたプログラムです。
日常診療で頻繁に遭遇する病気や病態に適切に対応できるよう、総合医マインドをもった内科・外科・小児科ジェネラリストとしての基本的な診療能力(態度、技能、知識)を身につけるとともに、医師としての人格を涵養することを目指して本プログラムを設定しました。
研修プログラムの特徴
当センターの初期臨床研修プログラム理念は深い人間性に基づく、かつ優れたプライマリ・ケア能力を修得した医師養成を目指しています。当センターでは多様な疾患の経験ができます。それは年間入院患者数6,000人以上、2次救急外来患者数は約5,000人と幅広い豊富な患者数に支えられているからです。さらに総合的な視野を有する各専門領域のサブスペシャリティの指導医を備えていることも当センターの特徴です。特に当センターでは大学病院では経験できない、都会型の地域医療に密着した内科、外科、小児科、整形外科、脳外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、麻酔科、リハビリテーション科疾患を経験できます。放射線科、病理診断科における診断学研修レベルは高度で、これらの特色をもとに、将来あらゆる領域のキャリア形成にも対応可能な多能性医師養成プログラムを提供します。内科系のみならず外科系領域においても総合医マインドを備えた臨床研修(内科系、外科系ジェネラリスト)プログラムでプロフェッショナル医師を養成します。
研修医数
16名
研修終了後の進路
内科専門研修プログラム、小児科、総合診療専門医プログラムへの継続研修可能(定員人数あり)
※詳細につきましてはこちらのPDFファイルのパンフレットおよびプログラム概要資料をご参照ください。
研修スケジュール
※泌尿器科、整形外科、耳鼻咽喉科、放射線科、麻酔科、病理診断科、脳神経外科、リハビリテーション科、皮膚科は選択必修科目とし、この中から3科4クール以上を選択。
※一般外来研修に関しては内科・外科・小児科研修中に総合診療外来を週1回1日で並行研修(4週以上)を行う。
※詳細につきましてはPDFファイルのパンフレットおよびプログラム概要資料をご参照ください。
メッセージ
救急総合診療科 坪井科長からのメッセージ
当センターは地域に密着した医療をモットーに診療を行っている地域医療支援病院です。今までも自治医科大学附属さいたま医療センターと連携し、ホスピタリスト育成プログラムで研修医の育成を行っていましたが、昨年より独自にジェネラリスト養成を目的とした研修医育成を始めました。「病気」、「こども」、「けが」に対して、まず「診る」ことができる医師を育てる研修を提供しており、また新専門医制度でどのプログラムに行っても通用する多能性医師を養成できるプログラムを組んでいます。また、豊富な臨床経験を持つ指導医に加え、各科の垣根も低いため、病院内のどこでも気軽に相談できる環境となっています。こんな病院で一緒に働いてみませんか?
救急総合診療科 科長 坪井謙
2年次研修医からのメッセージ
私は将来の専門に関わらず内科・小児科・外科を幅広く診たいと思い、数多くの症例が集まる当院での初期研修を選びました。ここでの初期研修が1年を過ぎ内科・小児科のローテーションが一通り終わりましたが、強く感じたことは患者さん第一の医療をしているということです。どの科の先生も患者さんを包括的・総合的に診療していて、疾患だけでなく一人ひとりの患者背景に配慮している姿を見て私も将来こうなりたいと思う先生にたくさん出会う事ができました。また当院では内科に限らずどの診療科においても、研修医も病院の一員として責任を持った診療が求められます。もちろん分からないことばかりですが、上級医の先生方のみならずたくさんのコメディカルスタッフの方々にも助けていただきながら日々診療を行なっています。医療に関することはもちろんですが、医療者としての姿勢や礼儀なども教えていただいており医師としての基礎を構築する上で非常にありがたい環境だと感じています。このような環境で熱心なご指導のもと研修することができ、この病院を選んで間違いなかったと実感しています。ぜひ一度見学に来て、当院の雰囲気を感じていただければ幸いです。
当院の救急研修には特徴があり、当直に加え、内科研修中は週1,2回の救急当番があります。救急車の受け入れの多い当院で、たくさんの患者さん対応を通じて初期対応力を身に付けられているのを感じます。入院となった患者さんについては翌朝のカンファレンスでプレゼンをして先生方にフィードバックをもらいながら、気づきを得て診療に生かす良いサイクルができています。救急や外来で初療をした患者さんをそのまま退院まで一貫して診ることも経験でき、患者さんの社会背景や退院後まで意識して診療にあたる重要性にも気付きました。
もちろん救急だけでなく、病棟管理や外来診療、外科での手術の執刀など研修医が積極的に診療に携われる環境も医師としての土台を築く2年間に最適だと思います。
また、当院の規模感としては大多数の診療科がありながら院長など病院の運営に関わる先生方とも顔を合わせることが多い環境です。たくさんの先生方や多職種の方々と関わって業務にあたる中で初期研修医ながらもどこに目を向けられるとよいのか、という視点も養うことができるのも魅力です。
プログラム責任者の坪井先生をはじめとして院内のあらゆるスタッフの方々に支えられ、研修医の声にも耳を傾けていただきながら研修できる恵まれた環境があることに感謝して日々の診療に臨んでいます。
雰囲気も温かく学び多き絶好の環境で働きながら将来の思い描くキャリアも徐々に明確になってきました。
募集要項
募集定員と採用方法
募集定員 | 8名 |
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応募資格 |
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応募手続き |
当センターへの申込みにあたっては、次の書類を郵送してください。 書類を受領後、面接日程をメールでご連絡します。 |
選考・説明会 |
【選考】 ジュニアレジデント応募者は、新医師研修制度のマッチング・スケジュールに従い、選考を進める予定です。 当センターにて面接試験を行います。応募者には追って、選考日・場所を連絡します。
【WEB説明会】
※定員に達したため受付終了しました。 ※定員に達したため受付終了しました。
※WEBでの説明会となるため下記機器が必要となります。 ●インターネットに接続できる機器
※参加希望の方は、事前に下記「お問い合わせ先」のE-mailまでご連絡ください。 ※応募者多数の場合は先着順となる場合があります。
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身分および処遇
身分 | さいたま市民医療センター職員(常勤) |
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報酬 |
月給 ジュニア1 月額404,000円(当直3回分込) ジュニア2 月額450,600円(当直3回分込) 賞与(実績換算) ジュニア1 年額933,400円 ジュニア2 年額1,615,080円 ※令和6年6月より変更 |
勤務時間 | 午前8時30分~午後5時30分、週40時間勤務、時間外勤務有 |
休日等 | 日曜日、祝祭日、年末年始(12/29~1/3)、夏季休暇3日間、年次休暇(初年度は 10 日、次年度 11 日)、忌引き休暇等 |
当直 | 月3~4回 |
宿舎および院内個室 | 職員住宅完備、院内個室は無し(医局に研修医用の机と本棚を整備) インターネットは院内に利用可能、今日の臨床サポート、Up To Dateは常時利用可 |
図書館 |
完備している 各科専門誌、洋雑誌購読あり |
社会保険等 | 埼玉県医師会健康保険組合、厚生年金 労働者災害補償保険、雇用保険に加入 |
健康管理 | 定期健康診断、B型肝炎・インフルエンザ等の予防接種 |
医師賠償責任保険 | 個人加入については強制(費用病院負担) |
外部の研修活動 |
学会、研究会への参加可 学会発表または研修等のための出張の承認を得られたときは旅費を支給 |
外部の診療活動 | 研修期間中は研修業務等に影響を及ぼす可能性があるため、外部でのアルバイトは禁止とする |
その他
研修医は2年間の初期研修終了後、当センターが基幹病院として策定した日本専門医機構認定専門医プログラム(後期研修プログラム)に進むことができます。更に後期研修専門医プログラム連携施設としてさいたま市民医療センターが参加する基幹病院のプログラムへ応募することができます。
※詳細につきましてはPDFファイルのパンフレットおよびプログラム概要資料をご参照ください。
【お問合せ先・応募書類送付先】
社会医療法人 さいたま市民医療センター
〒331-0054
埼玉県さいたま市西区島根299-1
担当者 事務部総務課 採用担当
連絡先 代表電話 048-626-0011
FAX 048-799-5146
E-mail soumu@scmc.or.jp
※病院見学希望の方は、上記の総務課 採用担当までメールにてご連絡ください。
※求人に関するお問い合わせのみお受けしております。